(設置)

第1条　個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号。以下「個人情報保護法」という。)第105条第3項において読み替えて準用する同条第1項並びに盛岡地区広域消防組合情報公開条例(平成22年条例第7号。以下「情報公開条例」という。)第19条第1項及び盛岡地区広域消防組合議会の個人情報の保護に関する条例(令和5年条例第1号。以下「議会個人情報保護条例」という。)第45条第1項の規定による諮問に応じ審査請求について調査審議させるため、管理者の附属機関として盛岡地区広域消防組合情報公開・個人情報保護審査会(以下「審査会」という。)を置く。

(組織)

第2条　審査会は、委員5人以内をもって組織し、委員は、学識経験を有する者のうちから管理者が委嘱する。

(会長)

第3条　審査会に会長を置き、委員の互選とする。

(会議)

第4条　審査会は、管理者が招集する。

(審査会の調査権限)

第5条　審査会は、必要があると認めたときは、第1条第1項の諮問をした実施機関(以下この条において「諮問実施機関」という。)に対し、行政文書(情報公開条例第11条各項の決定に係る情報公開条例第2条第1項に規定する行政文書をいう。以下この条及び第8条において同じ。)又は保有個人情報(個人情報保護法第82条各項、個人情報保護法第93条各項又は個人情報保護法第101条各項の決定に係る個人情報保護法第60条第1項に規定する保有個人情報及び議会個人情報保護条例第24条各項、議会個人情報保護条例第34条各項又は議会個人情報保護条例第41条各項の決定に係る議会個人情報保護条例第2条第4項に規定する保有個人情報をいう。以下この条及び第8条において同じ。)の提示を求めることができる。この場合において、何人も、審査会に対し、その提示された行政文書又は保有個人情報の開示を求めることができない。

(意見の陳述)

第6条　審査会は、審査請求人等から申立てがあったときは、当該審査請求人等に口頭で意見を述べる機会を与えなければならない。ただし、審査会が、その必要がないと認めたときは、この限りでない。

(主張書面等の提出)

第7条　審査請求人等は、審査会に対し、主張書面又は資料を提出することができる。ただし、審査会が主張書面又は資料を提出すべき相当の期間を定めたときは、その期間内にこれを提出しなければならない。

(委員による調査手続)

第8条　審査会は、必要があると認めたときは、その指名する委員に、第5条第1項の規定に基づき提示された行政文書若しくは保有個人情報を閲覧させ、同条第4項の規定に基づく調査をさせ、又は第6条第1項の規定による審査請求人等の意見の陳述を聴かせることができる。

(提出資料の写しの送付等)

第9条　審査会は、第5条第3項若しくは第4項又は第7条の規定に基づく主張書面又は資料の提出があったときは、当該主張書面又は資料の写し(電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られた記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。次項において同じ。)にあっては、記録された事項を記載した書面)を当該主張書面又は資料を提出した審査請求人等以外の審査請求人等に送付するものとする。ただし、第三者の利益を害するおそれがあると認められるときその他正当な理由があるときは、この限りでない。

(調査審議手続の非公開)

第10条　審査会の行う審査請求に係る調査審議の手続は、公開しない。

(答申書の送付等)

第11条　審査会は、諮問に対する答申をしたときは、答申書の写しを審査請求人及び参加人に送付するとともに、答申の内容を公表するものとする。

(庶務)

第12条　審査会の庶務は、組合事務局において処理する。

(委任)

第13条　この条例に定めるもののほか、審査会の運営に関し必要な事項は、会長が審査会に諮って定める。

(罰則)

第14条　第2条第4項の規定に違反して秘密を漏らした者は、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。